参拝も自粛を。

5月に入りました。
新型コロナウイルスの終息はもちろんの事、収束も未だ見通しがついていない中、様々な状況で毎日をお過ごしのことと思います。

神社のご参拝については、自粛をお願いいたします。
ご自宅や職場の神棚や御札の前、または神社の方角を向いていただき、その場での遥拝も神社における参拝と同様です。
少なくとも大型連休中の神社参拝は自粛をお願いいたします。

神奈川県に来ないでください、と平常時では絶対に言えないフレーズに心が痛くなりますが、今は仕方がないと思っています。
というのも、4月の土日や平日に兼務神社等の例祭で、松田町と山北町などを行き来する道中、すれ違う車は横浜、川崎ナンバーはもちろんの事、品川、足立、多摩、千葉、静岡、富士山、浜松、いわき等、驚くほど県内外の車が多く、緊急事態宣言中に早朝からの不要不急以外の外出とはどのような用事なのだろう、と疑問と驚きを感じていました。

後日、土日の様子を住民の方、町の方から聞き、本当に日本人はどうしてしまったのだろう、真面目、実直な気質はどこにいってしまったのだろう、と残念な気持ちと少しの憤り。

この状況を踏まえて、海岸だけではない、山にも川にも湖にも今は来ないで、という事態になりました。
公園も湖もダメ。駐車場も閉鎖。お店も休業。施設も閉館しています。山開きの神事も中止です。
もちろん当社も手水、鈴、洗面所は2月から閉鎖、御札・お守りの授与も休止、御朱印も書置きも含めて休止しています。
駐車場、近くの公衆トイレも改装により閉鎖中です。

考えてみてください。足柄上郡をはじめ、県西部は高齢者の多い地域です。
足柄上郡の山北町、開成町・大井町でも70代、80代の皆さんがお元気で、農業やお仕事をされています。
高齢者の世帯、高齢単身世帯もあり、100歳近いご家族と生活されている世帯も多々あります。
でも都会のように大きな病院が町ごとにあるわけではありません。消防も警察も驚くほど広範囲を管轄しています。
町内だけでは買い物、病院、銀行など様々な用事が足りませんので、近隣の町や市に出かける必要があります。
最寄り駅まで、自宅から車で移動しないと、毎日が山登りになってしまう地域も少なくありません。
救急車も到着に時間を要します。もちろん消防の方は一生懸命努力しています。でも道のりが長く、道幅も狭いところもあるので時間がかかってしまいます。
このような状況下で万が一、新型コロナウイルスに感染してしまったら・・・。

恐らく日本全国、同じような地域は多くあると思います。
同様の対策を取られている自治体もあるのではないでしょうか。
これは一人でも多くの高齢者をはじめとした町民、市民を守りたい気持ちによる閉鎖、休止です。

他県からの来訪だけが駄目ということではありません。
きっかけは他県の車の多さですが、県内外はもちろん、同じ県西部であっても不要不急の外出を促さない為の対策です。

現在、未だ感染者がいない町もあります。あくまでも今は、です。
人口が少ない事もありますが、様々な流行は都市部より遅れて県西部にきます。
今回のコロナウイルスも同様に、人口の多い町から感染者が発生している傾向があります。
いつ感染者が発生しても増加しても、おかしくない状況にあると思っています。

残念ながら新型コロナウイルスによりお亡くなりになった方々が教えてくれたこと。
ウイルス感染の恐ろしさ、そして病床での孤独、ご家族の不安、突然の切ない別れ。
コロナウイルスに感染し、亡くなるという衝撃的な事実。
今、この時間にも、そのような思いをされている方が日本全国にいらっしゃいます。
その方々が身をもって教えてくださったことを、私たちは教訓として生活すべきだと、私は考えています。

医療従事者の方々にエールを送ると同時に、お世話にならない努力をしましょう。
そしてマスクなど手作りできるものは、なるべく作り、必要な物資を医療従事者や、やむを得ず仕事をされている方々に行き渡るようにしませんか。

ネットでも様々なマスクのつくり方があるようです。
ガーゼ、手ぬぐい、ハンカチ、キッチンペーパーなど素材も色々。
最近はマスクカバーのつくり方も動画配信されていました。

テレワークが出来ない業種もあります。
食料品店やホームセンター、郵便、宅配、金融機関、役所、交通誘導、電車、バス、タクシー等、様々なお仕事をされている方がいます。
その人達は、常に感染リスクを伴いながら、私たちの生活の為に頑張っています。
もし、その全てが停止、休業してしまったら、生活はどうなるでしょうか。

そして子供たちの学力低下、学習不足はもちろん、遠足、運動会、学芸会、修学旅行、文化祭の中止や現時点での延期。
大人の我々にとって楽しかった思い出を、今の子供たちにも同じように味わって思い出を作ってもらいたいと思いませんか。

今は、一生に一度、遭遇すると思っていなかった、考えていなかった、緊急事態宣言下での外出自粛という貴重な経験をしています。
以前の日常までには戻れなくても、制限がある中でも学校に通える、通勤ができる、仕事ができる、社会生活が送れる日々を一日も早く、取り戻しましょう。

亡くなった方々への鎮魂と、感染リスクの中、懸命にお仕事をされている様々な業種の人々への感謝の気持ち、そして来年の今頃には、去年は大変だったよねーと笑い話にできるように、この経験も思い出深いものになるように、自分の為、家族の為、友達・仲間の為、敢えて行動しない、できる限り外出しない、という努力をする大型連休にしてみませんか。

新型コロナウイルスにより罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げると共に、一日も早い回復をご祈念申し上げます。

#寒田神社 #松田町 #神社 #足柄上郡 #山北町 #開成町

 

2020年5月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 寒田神社 宮司