お焚き上げとどんど焼き

この連休にどんど焼きを行われる地域も多いのではないでしょうか。
地域によって、どんど焼き、どんどん焼き、左義長、道祖神祭と呼び名は様々ですが、神社で行われるお焚き上げと少し違うところがあります。

どんど焼き(今回はこの呼び名で統一します)は、お正月に歳神様をお招きするために家の前などに飾っていた松飾り(門松など)、お正月飾りや歳神様の御札などを小正月(15日頃、地域によって少し違いがあります)に焼いて天に歳神様をお返しする、という地域の行事です。(道祖神の場合は少し違います)
また、どんど焼きの火にあたり、その火で焼いたお団子などを食べる事で一年間、病気知らずの身体になれると言われています。地域によって、無病息災、厄払い、子孫繁栄、商売繁盛、五穀豊穣など多少の違いはあると思いますが、皆様の一年間の無事を願う、大切な行事となります。

では神社で行われる、お焚き上げとは、どの様なものでしょうか。
基本的には、一年間お授けいただいた御札や御守を焼き、その煙に乗って神様は天へお帰りになります。
神社で授与されている御札や御守は、一年間 御札は神棚(それに準じるところ)に、御守は肌身離さず持つことにより、神様のご加護が得られますが、正しくは年末に神棚を掃除し、新しい御札をお祀りします。また、御守も年末または新年に新しいものを受けます。
そして一年間お祀りした御札や御守は、神社へ返します。ですので、御札・御守を納める場所は、納札所という名称がついています。

神社によって違いがありますが、納札所に納められた御札や御守を境内地に集め、当社では12月31日の23時40分に火入れ神事を行い、夜中にはいったん終了しますが、1日から3日頃までお焚き上げを行いました。御札・御守以外にも、注連縄(しめなわ)・破魔矢もお焚き上げしています。その火にあたることにより、一年間の無病息災と五穀豊穣を願います。

どんど焼きとお焚き上げの違いがお分かりになりましたか。
同じところは、神様を天にお返しする、無病息災、五穀豊穣を願うこと。
違うところは、焼く対象物と、団子などを焼くこと。

もちろん寺社仏閣でどんど焼きを行っている所も多いようですので、興味のある方は、地域でどのような行事があるのかお調べください。またお焚き上げの期間や受け入れられる物も、神社によって違いがあります。当社では達磨や人形・ぬいぐるみ、本、ガラスや燃やせない物などは受け入れておりませんので、お焚き上げで神社にお納めになる場合は、必ずその神社へご確認をされることをお勧めします。ちなみに松田町では各自治会により、どんど焼きが行われる為、神社でのどんど焼きは行っておりません。

そしてどんど焼きもお焚き上げも大切な行事です。たまに見受けられるのが、ゴミを燃やすたき火と勘違いをされる方がいるようで、年末年始にお参りもせず納札所にゴミ捨てのように置く方、お焚き上げの火に食べたミカンの皮を入れる方、今年も残念なマナーの方を見かけました。
ただし多くの方は、納札所・納札箱に納め、一礼をしたり手を合わせたりした後、参拝をされていました。
大切な事は、皆様お一人お一人をお守りいただいた感謝の気持ちを忘れないでください。

2019年1月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 寒田神社 宮司